武侯祠成都大廟会（縁日）の歴代ちび喜神たちは、13日、きれいな衣装を着て、福、禄、寿、喜、財の5つのチームに分けられ、それぞれ幼稚園、交通警察、老人ホーム、消防ステーション、一般市民の家庭に入り、新春の喜びと祝福を送りました。「喜神が万家に福を送る」というイベントの実施に伴い、2025武侯祠成都大廟会乙巳（きのと・み）ヘビ年の「ちび喜神」募集活動が14日正式に始まりました。

春節に遊喜神方（喜神に幸福を祈る）、武侯祠を拝観することは成都人の伝統的な風習です。武侯祠はこの重要な民俗の実施される場所であり、毎年大廟会では選出された子供が「喜神」に扮します。18年を経て、この民俗は成都武侯祠の春節期間中最も魅力的な社会教育イベントとなっています。

成都武侯祠博物館の担当者によると、2025年の「ちび喜神」募集活動は規模が過去最大となり、主催側は、オンラインで申込み、オフライン選抜などを通じて、福星ちび喜神と鴻運ちび喜神を合わせて100人を選出します。そのうち、世界各地から選ばれる国際ちび喜神5人も含まれます。

今回の募集活動は初めて海外でも実施されます。目的は中華民族の伝統文化を大いに発揚し、武侯祠大廟会の文化的基礎を豊かにすることです。国際ちび喜神は中国のちび喜神と一緒に中華伝統文化の特別研修を受け、春節期間中、武侯祠で観光客と交流し、新春の祝福を送ります。

選出された「ちび喜神」は証明書およびボランティア証明書が授与され、その家族にも無料入園招待状が渡されます。募集は1月19日までで、対象は7～12歳の国内外の児童と少年、合計100名となります。より多くの子供が参加し、新春の喜びと祝福を共に伝えることを期待されています。