黒龍灘ダムは成都平原東南部の縁に位置し、都江堰の水を貯水し、灌漑農業と都市部水道に水を提供するほか、洪水防止、水産養殖、発電、観光などの役割を果たしています。工事は1970年に始まり1985年に竣工しました。

黒龍灘ダム　劉騎栄氏撮影

黒龍灘灌区の一部　劉騎栄氏撮影

黒龍灘ダムの設計灌漑面積は8万ヘクタール、2024年灌漑区に生活、生産、生態用水を3.6億立方メートル提供しました。ダムは眉山市の市街地、彭山区、青神県、仁寿県、井研県の300万人以上の生産と生活および工業生産に水を提供しています。

黒龍灘の風景　劉騎栄氏撮影

黒龍灘ダムは「西蜀第一海」「成都の奥座敷」と呼ばれ、これまでに国家水利風景区と国家湿地公園に選ばれました。ダムの周辺を歩いて、きれいな水が岸を回って、生物が和やかに共棲することをみて、黒龍灘ダムの水がきれいで、生態環境が活気に満ちていることがわかります。ダムは湖面が広く、中には85の島が点在し、形が様々で、ある島が小舟のように浮かび、ある島が大きな岩のように聳え立っています。岸が曲がりくねり、島で緑の木が茂ています。ここは森林のカバー率が67%であり、300種類以上の珍しい花や木があり、シラサギやクロヅルなど60種類以上の鳥をバードウォッチングできます。黒龍灘は、灌漑用水を提供するほか、観光業なども開発し、すでに有名な観光地となり、周辺の村人も観光業に携わるようになりました。